令和5年度の地域別最低賃金 全都道府県が答申 24県で目安超え 全国平均は1,004円に【お知らせ】
(令和5年8月18日、厚生労働省公表)
厚生労働省は、都道府県労働局に設置されている地方最低賃金審議会が答申した令和5年度の地域別最低賃金の改定額を公表しました。
ポイントは、次のとおりです。
●47都道府県で、39円~47円の引上げ(引上げ額が47円は2県、46円は2県、45円は4県、44円は5県、43円は2県、42円は4県、41円は10都府県、40円は17道府県、39円は1県)
●引上げ額が中央最低賃金審議会が示した目安額を上回ったのは24県(昨年度は22道県)
●改定額の全国加重平均額は1,004円(昨年度961円)
●全国加重平均額43円の引上げは、昭和53年度に目安制度が始まって以降で最高額
●最高額(1,113円)に対する最低額(893円)の比率は、80.2%(昨年度は79.6%)
この比率は9年連続の改善とのことです。
目安額を超える改定が47都道府県中24県で行われましたが、その影響で、全国加重平均額も、目安額として示された1,002円を超え、「1,004円」となりました。
なお、答申された改定額は、都道府県労働局での関係労使からの異議申出に関する手続を経た上で、都道府県労働局長の決定により、10月1日から10月中旬までの間に順次発効される予定とのことです。
詳しくは↓↓↓をご覧ください。
各都道府県の改定額及び発効予定年月日も、別紙で確認できます。
<令和5年度 最低賃金額答申/全ての都道府県で地域別最低賃金の答申がなされました>