このページでは、障害年金の手続きをご自身やご家族で行われる方向けに、障害年金手続きの全体像・手順・注意点を「全12回の連続講座」としてまとめています。

障害年金の手続きは、

• どこに相談すればいいのか
• どんな書類が必要なのか
• どの順番で何をすればいいのか
• どこに注意すべきか

が分かりづらく、途中で混乱してしまう方も少なくありません。

この連続講座では、相談〜書類収集〜申立書作成〜窓口提出〜審査〜入金までの流れを、段階ごとに整理して解説しています。

連続講座の全体像（全12回）

以下に、各回の概要とYouTube動画の埋め込みを掲載します。
 

第1回｜相談窓口はどこ？事前準備に必要なこと・初回の年金事務所での相談

障害年金の手続きを始める際、どこに相談すべきか、相談前に準備しておくべきこと、初回相談で確認しておきたいポイントを整理します。
特に「初診日」と「保険料納付要件」の重要性を押さえ、相談をスムーズに進めるための実務的なポイントを解説します。
第1回：相談窓口はどこ？事前準備に必要なこと・初回の年金事務所での相談

第2回｜受診状況等証明書の取得

障害年金で非常に重要となる「初診日」を証明するための書類が受診状況等証明書です。
どの病院に依頼するべきか、依頼方法、費用相場、電話・郵送対応の可否、医療機関に伝えるときの注意点など、取得時のポイントを整理して解説します。
第2回：受診状況等証明書の取得（初診日証明のための書類）

第3回｜受診状況等証明書の見方

取得した受診状況等証明書が「初診日を証明できる内容になっているか」を確認するための見方を解説します。
病名の変化、相当因果関係、前医記載の有無、記載根拠（診療録か否か）など、実務上の重要ポイントを整理します。
第3回：受診状況等証明書の見方（記載内容の確認ポイント）
 

第4回｜初診日の医療機関で受診状況等証明書が取れない場合の対処法

カルテ破棄や閉院などで初診病院から受診状況等証明書が取得できない場合の対応を解説します。
「受診状況等証明書が添付できない申立書」の作成や、2番目以降の医療機関記録の活用、記録時点の重要性（5年以上前）、初診日が特定できない場合の取扱いなどを整理します。
第4回：初診日の医療機関で受診状況等証明書が取れない場合の対処法

第5回｜診断書取得のポイント

障害年金手続きの中心となる「診断書」の取得について、医師への依頼の考え方や確認ポイントなどを整理します。
第5回：診断書取得のポイント

第6回｜診断書の見方と注意点

提出前に診断書をどのように確認するべきか、審査で見られる視点や注意点を整理します。
第6回：診断書の見方と注意点

第7回｜病歴・就労状況等申立書（表面）の書き方

病歴・就労状況等申立書の表面（病歴の時系列記載）の基本と、書くべき内容・注意点を整理します。
第7回：病歴・就労状況等申立書（表面）の書き方

第8回｜病歴・就労状況等申立書（裏面）の書き方

裏面は就労状況・日常生活状況・手帳の有無などを記載する重要ページです。
請求方法による記載欄の違い、日常生活状況（10項目）の書き方で審査に影響が出るケース、診断書との整合性の取り方などを解説します。
第8回：病歴・就労状況等申立書（裏面）の書き方

第9回｜請求手続きに必要な添付書類

窓口提出前に準備しておくべき添付書類を整理します。
通帳コピー、マイナンバー関連書類、障害者手帳、戸籍謄本（有効期限）、加算対象者がいる場合の書類、別居・世帯分離・事実婚の場合の追加対応などを解説します。
第9回：請求手続きに必要な添付書類

第10回｜窓口で提出する障害年金の請求書類

窓口で案内される「請求書類」には、請求方法・事故の有無・遡及の有無などにより追加書類が発生します。
年金請求書、年金生活者支援給付金請求書、遡及請求の請求事由確認書、額改定請求書、遅延申立書、第三者行為事故状況届、居所登録届など、提出される可能性がある書類を整理します。
第10回：窓口で提出する請求書類

第11回｜障害年金の審査にかかる期間

標準審査期間は3ヶ月ですが、必ずしも3ヶ月以内に終わるわけではありません。
審査が早いケース・遅いケースの傾向、返戻や医師照会で長期化する理由、返戻＝不支給ではない点、状況確認の方法などを解説します。
第11回：審査にかかる期間

第12回｜年金証書の見方と実際の振込までの流れ

無事に認定されると年金証書が届きます。証書で確認すべき等級・更新時期・支払開始年月・年金額の見方と、初回振込までのスケジュールを解説します。
年金は原則「偶数月15日」に2ヶ月分ずつ支給されますが、初回振込は奇数月になることもあるため、具体例を交えて分かりやすく整理します。
第12回：年金証書の見方と初回振込までの流れ

終わりに

ここでの各回の記事・動画は、障害年金の手続きをご自身で進める方が「全体像」をつかみ、必要な行動を整理できるよう作成しています。

ただし、初診日の証明が難しい場合や、受診歴が多い場合、遡及請求を検討する場合などは、状況によって判断が複雑になります。
不安が大きい場合は、年金事務所などの窓口に相談のうえ、必要に応じて専門家へ相談することも選択肢として検討してみてください。